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犬と猫の...

2019年7月24日(水)

長い梅雨が続いています☔ そろそろ明けるのかな...?

もうそろそろ八月、夏本番の気候が少し楽しみになってきましたね!

急に暑くなるようですので、エアコンなどでペットさんの体調管理も引き続き行っていただき

熱中症には十分お気をつけ下さい。

 

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今回は...まず犬と猫の足跡についてお話しします。

突然ですが、この2種類の足跡 どちらが犬・猫か分かりますか?

正解は...左が犬、右が猫になります。

肉球の大きさなどにも差がありますが、爪の跡があるのが犬 無いのが猫となります。

 

なぜこの違いが出るのでしょうか!?理由はご先祖さまの狩りの方法の違いにあります!

🐶犬はオオカミがご先祖さまです。

オオカミは集団で協力して獲物を追いかける狩りの方法をとります。その時地面を蹴って速く走るために、爪はスパイクの役目を果たしていたのです!

🐱猫の場合、狩りをする時は獲物に音を立てずぎりぎりまで忍び寄り、短距離走で一気に追いつめ仕留める!という方法をとります。

この時爪があると足音がたってしまい獲物に気づかれてしまいます。それを無くすため猫の爪は必要なときだけ出し入れすることができるようになったのです!

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足跡だけで、犬猫の爪にはそれぞれの使い方があるということがわかりました😄

 

そんな爪ですが...わんちゃんなのに爪が猫のように丸まるくらい伸びていたり、

ねこちゃんなのに『カチカチ』と足音を立てて歩いたりすることはありませんか?

もしかしたら爪の伸び過ぎのサインかもしれません!!

 

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犬の場合、小型犬で地面を強く蹴らずに歩く子なら丸まりながら伸びるケースもあります。

その場合であれば適切に爪を切っていれば問題は無いです😁!

ただ、伸び過ぎで丸まっている場合は話が別になります💦

 

犬猫の爪は伸びてくると人のようにまっすぐに伸びるのではなく、くるんと丸まって伸びてしまうため、そのままにしてしまうと歩きづらくなります。

そして伸びた爪は物に引っかかり易く、爪が折れてしまうこともあります。

最悪の場合、伸びすぎた爪は肉球に刺さってしまいます😱

 

そうなると、つまりは足に怪我を負うことになります。

たかが爪切り...と思うかもしれませんが

そうならないために定期的な爪切りが必要になってくるのです。

また定期的に爪を切ることにより、爪の中に通っている血管の伸び過ぎも防ぐことができます。

 

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ペットさんが爪を切るのが初めて、慣れてない...というときは、まずは足先を触る練習から始めて下さい!

足先を触ったり、少し足を握ってみたりした後にご褒美をあげ、たくさん褒めてあげて下さい。

一日一分でも行ってあげれば段々本人も触られることに慣れてくると思います。

それに慣れてきたら、ようやく爪を切る準備が整います!

 

爪を切るときも、始めのうちは先端の角を取るだけというイメージで、

ほんの少し切るだけで大丈夫です。

 

犬猫の爪の中には血管が通っていて、切りすぎると血管を切ってしまうので

少しだけ注意が必要ですが、慣れてくるとどこまで切ればいいか分かるようになってきます。

爪切りも、本人が嫌がったら一度手を止めて大丈夫です。そしてたくさん褒めてご褒美をあげて下さい。できたら五分〜三分くらいの短い時間で済ませることが大切です。

ご飯が大好きな子ならば、ご飯の時間の前に行えば、

爪切りの後にうれしいことがある!と覚えてくれ、より上手にできるようになってくれると思います。

<☆おやつのあげ過ぎには注意しましょう!オヤツをあげた分だけご飯を減らすなど調節し、食べ過ぎないように心がけるようにしてあげて下さい>

 

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どこまで切ったらいいの?どうやってきればいいの?など爪切りの方法などで

分からないことがあればお気軽にご相談下さい😊

 

また、病院で爪切りの処置も行うことができるので、

爪切りの練習中で全部の爪は切れなかった...

爪切りが苦手で、おうちでは切らせてくれない...

という時も、お気軽に受付にてお申し付け下さい✨

 

スッキリした爪で、暑い夏も乗り越えていきましょう!!