院内日誌|志木市柏町で動物病院をお探しの方は、志木いわい動物病院まで

♪猫との上手な遊び方♪

2019年10月31日(木)

日に日に寒さも身にしみる季節となってきました。

季節の変わり目は動物も体調を崩しやすいですが、皆さんはいかがでしょうか?

 

今回はタイトルにもありますが、

猫ちゃんとの「上手な遊び方」について

書きたいと思います。

 

まず当たり前のことですが、猫は肉食動物です。

肉食動物の猫には”狩猟本能“が備わっています。

 

野生の猫であれば、

幼少期の親兄弟とのじゃれ合いや遊びの中で、

狩りに対する能力を徐々に鍛えていき、

生後半年もすると独り立ちし、親元を離れていくとされています。

 

しかし、これが飼い猫になるとどうでしょう?

食事は向こうから勝手にやってくるため、

狩りをする必要がありません。

 

すると、猫は持て余したエネルギーを別の行動で消費します。

例えば…

 

 ・夜の大運動会

 ・高いところの物を落とす

 ・待ち伏せて飼い主を噛む

 

まさに猫あるあるです。

お腹が空いた時などに飼い主の気を引くための行動の場合もありますが、

これらは猫からすると遊ぶことの一環でもあります。

遊ぶことで余ったエネルギーを消費しているのです。

 

つまり言い換えると、

猫自身が十分満足して遊んだと思ってくれれば、

飼い主にとって、時には迷惑となる先ほどのような行動も、

減らすことが出来るかもしれないということです。

 

では、猫が満足する遊びとはなんでしょう?

それはすべての猫に備わっている狩猟本能を目覚めさせるような遊び、

つまり

 

狩りごっこ」です。

 

野生の猫の狩りは、

 

獲物を狙う→追いかける→捕らえるという一連の流れです。

 

これをイメージしながら、ネズミ・じゃらし系のおもちゃを

上手く操作してみてください。

時間は5〜10分くらい構いません。

そのかわり、この時間は真剣に遊んであげてください。

飼い主が寝る前に遊んであげれば、

猫ちゃんも朝までぐっすり寝てくれると思います。

 

ちなみに飼い主にとっては楽なレーザーポインターは、実際に物を捕えたという

感覚がないため好ましくないそうです。

 

ぜひこのことを意識して、猫ちゃんと遊んでください。

もっと猫との信頼関係を高められるはずです。

 

おじさんくろたんでもちゃんと遊びます。

 

でも…

おもちゃを間違えて飲み込んでしまう猫ちゃんもいるので、

遊んだ後のおもちゃは必ず片付けましょう!